テニュアトラックプログラム

東海大学テニュアトラック制度

2010年度に文部科学省が公募した科学技術振興調整費「若手研究者の自立的研究環境整備促進」プログラムにおいて、東海大学は「国際的研究者を育て得るメンター研究者養成」の提案を行い、採択されました。その後、2014年度にはテニュアトラック制度を基本とする若手研究者育成プログラム、2016年度からは卓越研究員事業に採択され、東海大学独自のテニュアトラック制度を展開しています。

※ 科学技術振興調整費:総合科学技術会議の?針に沿って?部科学省が運?している政策誘導型の競争的資?です。若?研究者の育成や科学技術外交の強化のほか、第5期科学技術基本計画が掲げる科学技術システムの改?等、重要政策課題?目標を実現するプログラムを推進しています。

※ 卓越研究員事業:新たな研究領域に挑戦するような若手研究者が安定かつ自立して研究を推進できるような環境を、産学官を通じて実現するとともに、若手研究者が活躍し得る新たなキャリアパスを提示することを目的とした事業です。(文部科学省資料より)

事業の目的

東海大学では、本制度の元、先端分野における国際的研究を?う能?を持ち、かつ、後進の研究者を育成するメンターとなりうる若手?材を養成します。
2019年度までは、研究特区として創造科学技術研究機構を設置し、テニュアトラック事業の普及?定着を行ってきましたが、2020年度からは、創造科学技術研究機構が再編され、採用となったテニュアトラック教員は、関連分野の研究所?センターに配属され研究活動を行います。
当該テニュアトラック教員は専門性の高い研究所?センターに所属することにより、理想的な環境の中で研究に専念すると共に、将来所属する可能性の高い学部?研究科との連携を図り、徐々に教育者としての能力を高めていきます。専任教員就任後は学部?学科などに所属しつつ、兼務する研究所?センターで先端的な研究に継続して取り組んで頂きます。このように全学的な研究支援体制の下で、次世代の研究者を育成するプログラムに取り組みます。

取り組みの具体的内容

前記のように東海大学では、2010年よりテニュアトラック制度に取り組んで来ましたが、総合大学の強みを生かし、2020年度までに医学分野、理工系分野、海洋学分野、人文学分野、社会科学分野と多様な分野においてテニュアトラック教員の採用を行っています。これらのテニュアトラック教員に対しては、研究に専念できるよう研究室、事務業務支援および初期設備、研究補助員の雇用、技術職員による研究支援などの支援を行ってきました。また、研究者と専門分野が近く、経験豊富な教員?研究者がメンターとして配置され、テニュアトラック教員に適切なアドバイスを行っています。
また、本学では、文理融合?異分野交流を積極的に推進しており、テニュアトラック教員が幅広い視野を持ち、多くの研究者と交流を図ることができるよう、研究交流会や産学連携フェア、その他学内研究会へ積極的に参加できる機会を提供しています。
アウトリーチ活動の一つとして、テニュアトラック教員がコーディネーターとなり、各専門分野の一流講師を招聘して開催するシンポジウムの企画?運営も義務付けており、その経費も支援しています。

年次評価?中間審査?テニュア審査

年次評価は、学内外の教員?研究者から構成されるテニュアトラック運営委員会および評価部会が各年度の研究進捗状況を評価し、結果を研究者へフィードバックします。
中間評価は、3年度目に実施します。3年度目の中間評価の際に顕著な業績を上げている場合には、早期に専任教員ポストへ移行することが可能であり、中間評価と専任教員への審査は原則的に同じ評価方法?体制で行われます。専任教員ポストへの移行は、テニュアトラック運営委員会が推薦し、教員人事委員会の審査を経て決定されます。
また、中間評価結果は、研究者本人へフィードバックされ、今後専任教員採用に必要な審査基準を満たすための課題および指導を行います。
専任教員への審査は、5年度目の早い時期に実施します。本審査は最終の専任教員ポスト獲得のための審査となります。この審査において専任教員ポストを得られなかった場合には、1年間のセーフティーネット期間を設けており、多様なキャリアパス支援も行っております。
なお、評価?審査においては、テニュアトラック教員のメンターを審査の全過程から除外します。
専任教員へ移行後は、自立した研究主宰者(PI)にふさわしい研究環境が提供されます。

中間審査?テニュア(専任教員)審査の流れ(予定)